現在、内科医は7人で診療を行っており、呼吸器・感染症を専門分野とする医師が2人、消化器を専門分野とする医師が1人、循環器を専門分野とする医師が1人、糖尿病を専門分野とする医師が1人、主に一般内科を担当する医師が2人です。
呼吸器疾患は肺炎、慢性呼吸不全、肺気腫、喘息および肺癌など広範囲に渡たる疾患の治療を行っています。
喀血の患者に対しては緊急気管支鏡検査を行い、内視鏡的止血を行っています。
院内において細菌検査を行っています
当院の特徴としては細菌検査を院内で行っており、喀痰検査を迅速に行い、肺炎等の感染症の起炎菌を治療前に同定して、適切な抗菌剤の選択を行うことが可能です。
まだ睡眠時無呼吸症候群が疑われる患者に対してはアプノモニターやポリグラフを装着して確定診断を行い、nasal CPAPの装着も行っています。
肺の腫瘍性病変に対しては、気管支鏡検査および胸腔鏡検査にて確定診断を行い、手術適応の症例は他院を紹介し、手術不能な症例に対しては化学療法を行っています。
11台の人工呼吸器を準備
また、当院には人工呼吸器が11台あり、重症呼吸不全患者に対して充分な治療が可能です。また、肺水腫の症例には、持続的血液濾過透析を用いて除水を行っています。
消化器疾患について
消化器疾患は、胃十二指腸潰瘍、胃癌、胆石症、総胆管結石症および肝炎、膵炎などの治療を行っています。
胃内視鏡検査、胃透視および腹部エコー検査は毎日行っており、原則的には検査は予約制ですが、当日申込の検査も可能です。
内視鏡はオリンパスの最新の機器を使用しており、B型およびC型肝炎の感染の有無を事前に検査して、患者ごとにスコープを消毒しています。
吐血・下痢等の症例について
吐血、下血の症例に対しては緊急内視鏡検査を行い、出血源に対してクリップ、HSEの局注およびアルゴンプラズマ凝固による止血を行っています。
食道静脈瘤の症例に対しては、硬化療法および結紮術を、早期胃癌の症例に対しては内視鏡的粘膜切開剥離術を行っています。
また、下部消化管の検査も積極的に行っており、大腸ポリープの内視鏡的切除も施行しています。
循環器科について
循環器疾患は、心筋梗塞、狭心症、心筋症および不整脈の治療を行っています。
当院には最新のトレッドミルおよびホルター心電計が4台あります。
その他、高血圧、糖尿病、高脂血症および脳梗塞等の患者は医師が分担して診療しています。
その他の症例に関して
総胆管結石の患者に対して、内視鏡的乳頭切開術および乳頭バルーン拡張も施行しています。
閉塞性黄疸の症例に対しては、経皮経肝胆道ドレナージを行い、ステントの挿入も行っています。
また、脳梗塞後遺症等により経口摂取が不可能な患者に対しては胃瘻の造設も積極的に行っています。
C型肝炎の患者に対しては肝生検を行い、ペグインターフェロンとリバビリンの併用療法を施行しています。
また、劇症肝炎の症例に対しては血液浄化および血漿交換療法を行っています。